写真。

2006年4月16日 周りの声。
    
 
      

 

わたしの手元には、一枚もない。
    
 
    
    
  
あなたがちいさく笑って言いました。
  
 
「おやすみっていうのはね、寝る前に言うものだよ。ねむい?」
 
  
ねむくない、首を振るだけの仕草。
電話なのだから言わなければ伝わらないのに、ゆるゆると首を振る。
ゆったり目を瞬いて、あなたの声を聞き逃すまいと声を殺した。


「少し眠そうだね」

「・・・なんで?」

「なんとなく。違う?」
 
「ちょっとねむい」
 

くすくす笑いながらあなたが「おやすみ」と言うのが嬉しくて、
でも電話を切るのは寂しくて。
 

「やだ」

「じゃあもう少しだけね」

「ねむい?」

「ううん」


もう少し喋ったところでうとうとと瞼が下りてくる。
ねむりたくない。
ねむい。
でも声が聞きたい。
もう少し、もう少し。

  
  
「じゃあおやすみ」
  
  
あなたがそう言うから「うん、おやすみ」と頷いて、
しばらく電話が切れるのを待っていた。
切りたくないから切ってくれたら諦める。
そう未練たらしく待っていると、

  
続く、無言だけの会話。
 
 
 
ふたりして同じこと考えていたのかと笑ったら、「切ってよ」って。
やだもん、切りたくないんだから切ってよ。
お互いがお互いに押し付けあって、せーので切ることに。

「せーの」

「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・あはっ」
「もう、切ってってばー」
「お前もだろ」
「・・・」
 
そんなことを繰り返すこと3回。
耳に押し当てていた小さな機械は、今はただ発信音を鳴らすだけ。

寂しくなって画面を閉じたと同時に鳴り響くオルゴール音。

コレを鳴らすことができるのは遠くにいるあなただけ。
急いで開いたメールには、飽きるくらい言い合った「おやすみ」
それから「また明日」



また明日、あなたの柔らかい声があたしを通り抜けていくために。
また明日、あなたが呼んだときにすぐに元気に応えられるように。


また明日、あなたに大好きだと言うために。


おやすみなさい、また明日。

店先。

2006年3月12日 想いの手。
あなたがいなくなると聞きました。
桜が舞い散る季節を待たず、あなたが旅立つと聞きました。

一歩。

どこへ行くのですか。
その足はとても自由だけれど、
その手はとても大きいけれど、

二歩。

次は誰の頭を撫でるのですか。
柔らかく微笑んで、
あたたかく広げて、

三歩。

泣いたら困りますか、
寂しいと伝えたら戸惑いますか。
あなたが遠くなります。
桜が歩み寄る春先に、あなたのいた店先から。

四歩。

わかれのとき。
繋いだ手はいつもと同じ。
交わす言葉もいつもと同じ。

ただ違うのは、歩む道。

明日からは、昨日までの「当たり前」が過去になる。
明日からは、昨日までの「いつも」が想い出になる。

さみしいとか、かなしいとか、うれしいとか、そんなの分からないけど。
ただ漠然とした喪失感。
春の慶び。
春の綻び。

おめでとう、ありがとう、また逢おう。

春風に乗って、あなたたちと出逢った季節に別れを告げる。
   

雨音。

2006年3月10日 周りの声。
ひたひた、雨音が耳を通る。
ひたひた、寒さを引き連れて。

薄い薄い薄紅色の桃の花。

あなたと最後に見たのはいつだった。

さくらいろ、みずのいろ。
桃の花びら、空の青。
泣くように零れてくる雨は冷たく、
鳴くように吹き抜ける風は悲しい。



あしたは、みんなに「さようなら」を告げる最後の日。
「ありがとう」を伝える別れの日。



おやすみなさい。
しあわせを集めて。
ことばを集めて。

また、前を向こうと思います。
AO入試。



ごめん、ぶっちゃけ、お腹鳴りそうで困った記憶しかない。



なんか食べてから入試は行った方がいいよ。
お腹が鳴りそうで困るよ!(あんただけだよ)

音楽に。

2005年7月14日 空の星。
どうしても泣いちゃいけない時に泣きたくなって、
泣くことの理由をつけたくて
曲を流しました。
   
   

あなた だけを 見つめながら
     
あの 日 を過ごせなかった けど
       
Stay with me, Believe in me
       
忘れられない
        
大きな 瞳 も ふ とした 仕草 も
    
    
    
AJIというアーティストの「DOOR」という曲です。
だいすきな一曲。
天頂の部分が最高に切ないのです。
あまり私の周りでは知られていないアーティストなのですが、
名曲をたくさん唄われている方々です。
同じアルバムに入っている
「Color Of Season」
という曲もだいすきです。
  
    
   
あなたの季節が今年もまた 広げた右手に降りそそぐ
   
   
  
優しいうたを唄われています。
素で語らせてください。
ええ、ぶっちゃけ。


遠距離恋愛はだめ。


逢いたくなって疲れるので、恋する皆さん、近場を全力で推奨します。



よし、ホームページ改装しよう。
黒いのはもう飽きたなー。
少し発想の転換をしています。


思い詰める のは苦しいから 想い詰める

抱え込む のは馬鹿みたいだから 抱きかかえる

我慢する のは辛いから 我慢することを我慢する


教えて下さい。
あなたは今 何を見ていますか。
例えば。

もし逢わなかったのなら

こんなに苦しいと思うこともなかったのです。

でも。
   

もし逢わなかったのなら
   
こんなに好きだと思うこともなかったのです。
   
   
  
ひきつったかもしれない笑顔も
むりやり見せた不機嫌さも
  
   
  
逢えなければ 存在しなかった。
    
本当に書きやがったな!!笑。
誤解されるから言葉尻に「笑」とかつけてよ。笑。
こちらこそ、生まれてきてごめんなさい。

光明。

2005年5月26日 空の星。
「辛いならやめていいよ」ってだいすきな人に言われた。
もう我慢しなくていいんだって。

嬉しかったけど、やめない。

辛い思いをしなくちゃ、誰かが苦しんでいる時に助けてあげられない。
我慢しなくちゃ、いつか全てから逃げたくなっちゃう。
頑張ろう、頑張ろう。

吐くほど悩んだ日は無駄にはならない。

泣くほど苦しんだ言葉は、踏みつけて進もう。

だって、白紙には戻せない。

大丈夫、まだ大丈夫。
一歩前進。
たとえば周りにどう言われても、自分で「ヨシ」と思ったらそれはいいことなんです。
「頑張ろう」って小さく呟いて、真っ直ぐ歩くちからにします。


大丈夫、あたしは歩けるよ。


ちからのカタチは人それぞれで、認めてもらえないこともあるけど。
自分で「大丈夫」って笑って歩けるなら、例え茨の道でも孤独な旅でも大丈夫。

歩くことはやめません。

泣いても 苦しくても。
いつか想い出になるように。
声の限り名を呼びました。

   
    
それでも
  
間を流れた風が阻んで
 
何も
   
たった一言ですら
   
届いてはいませんでした。

  
   
春の花びら

   
きれいだと言って見せてくれたのはあなたでした。
   
   
   
冬の朝
   
 
温かい言葉を送ってくれたのもあなたでした。
    
   
   
たくさんたくさん
   
 
だいすきでした。

余裕。

2005年5月16日 空の星。
精神的にあまり余裕がありません。
なのでバイトをやめることにしました。

すきだっていえばよかった

生きたいっていえば治るかもしれなかった

ただ

あたしらしく在りたかった




さよなら。

たくさんだいすきなひと

枯れ葉色。

2005年5月14日 言の葉。
波に揺れて

言葉を灯して

明日だけを信じて前に進もう

この声がもう届かないなら

枯れ葉色の風を拭って

はらはら

ぜんぶ散らしてみせましょう

希み。

2005年5月7日 言の葉。
カミサマ



あたしのしようとしていることに間違いがあれば


どうぞ


この息を止めてください




あの子を泣かせてでも
あの花を散らしてでも
あの風を止めてでも


しなければと思うことがあります


背徳だというなら


あたしを閉じ込めて
目を抉って
言葉を奪って
スズメに殺されたクックのように
ゆっくりゆっくり消してください



風にさらわれた砂時計

戻るのはいつ?

私信。

2005年4月17日 言の葉。
病院にいるのでドクターのパソコンから打っています。笑。
S先生、ご協力に感謝。

  
  
今日は少し、真面目なお話を。
     
     
  
「私はあなたのこういうところが苦手」
それでも
「私はあなたのこういうところが好き」
だから
「あなたは好き」

ひなたの中での人に対する考え方はこんな感じなのです。
できるならたくさんの人を「好き」で。
できるなら極力少ない部分を「嫌い」。
  
それでも。
   
ひなたが「好き」なだけで
ひなたを「好き」かどうかは別なのです。
それは構わないのです。
  
嫌われるのは嫌ですが、嫌われてしまう自分が悪いのだと好かれるように努力します。
好かれなくても、せめてこれ以上嫌われたりはしないよう努めます。
  
  
ひなたが嫌いなら そのままひなたから離れてください。
   
   
周りの人を巻き込まないで下さい。
   
   
   
 
心から、これを読んでいるだろうY氏にお願い申し上げます。

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